イノヤマランド Inoyama Land
イノヤマランドはエレクトロニクス機材を使用した音楽制作とパフォーマンスを行う2人のユニットです。
Inoyama Land is a two-person unit that creates and performs music using electronic equipment.
Photo by Hayato Watanabe
INOYAMALAND(イノヤマランド)
1982年、山下康と井上誠はヒカシューの活動と並行してシンセサイザー・ユニット、イノヤマランドをスタートし、1983年に細野晴臣プロデュースにより1stアルバム『DANZINDAN-POJIDON』をリリース。
その後各地の博覧会、博物館、国際競技場、テーマパーク、大規模商業施設などの環境音楽の制作を行いながら、1997年に2ndアルバム『INOYAMALAND』、1998年に3rdアルバム『Music for Myxomycetes(変形菌のための音楽)』をリリース。
21世紀に入り、1stアルバムをはじめとする各アイテムが海外のDJ、コレクターの間で高値で取引され、多数の海外レーベルよりライセンスのオファーが相次ぎ、世界的な再評価が高まる。
中でも『DANZINDAN-POJIDON』は、オリジナルテープを最新技術で再ミックスダウン、マスタリング、ジャケットもオリジナルの別カットのポジを使用し、新たな仕様にした事が評価された。
近年はアンビエントフェスのヘッドライナーを務めるなど、ライブ活動も積極的に行いながら、本格的に海外展開も開始し、『DANZINDAN-POJIDON』をスイスのWRWTFWWから、1st以外のアルバムから選曲した2枚組コンピレーションLPアルバム『Commissions:1977-2000』をアメリカのEmpire of Signsよりリリース、2019年にはアメリカのLight in The Atticが制作した、80年代の日本の環境音楽・アンビエントを選曲したコンピレーションアルバム『環境音楽 Kankyō Ongaku』にYMO、細野晴臣、芦川聡、吉村弘、久石譲、インテリア、日向敏文等と並び選曲され、グラミー賞のヒストリカル部門にノミネートされるなど、更に世界的な脚光を浴びた。
2020年、22年振りとなる完全新作による4thアルバム『SWIVA』、2021年に5thアルバム『Trans Kunang』、2023年には6thアルバム『Revisited』をリリース。
また、クラブミュージックの世界的ストリーミング番組、DOMMUNE、BOILER ROOMや、国際的に芸術文化活動を展開しているMUTEK、OFF-TONE、FRUE、FFKTといったフェスティバルなどにも頻繁に出演、2025年にはかつてのプロデューサー細野晴臣の孫であるYutaのバンドCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINとの共演、初となる海外公演をロンドンで行い、二日間のチケットは即ソールドアウトするなど、現役で活発な活動を行っている。
INOYAMALAND BOX
INOYAMALANDの6枚組ボックスセットが1月14日にCOLLECTING NETレーベルよりリリースされます。内容は
1. グループ結成のきっかけになった1977年録音の前衛舞台音楽集
『COLLECTING NET』、
2. 1983年リリース後、日本の環境音楽再評価のきっかけとなった
『DANZINDAN-POJIDON』(2018年New Master Edition)
3. 1997年に環境音楽制作会社サウンド・プロセス・デザインからリリースされた
『INOYAMALAND』
4. 1998年にTRANSONIC RECORDSよりリリースされた
『Music for Myxomycetes』
5. 2003年にCD-Rで劇場限定盤としてリリースされた幻の
『Egyptology』(初CD化、Remaster Edition)、
6. 2025年2月、ロンドンCafé Otoで行ったライブ全曲を収録した、BOX限定の特別盤
『LIVE IN LONDON』
40ページのオールカラーブックレット封入
300セット限定
INOYAMALAND BOX
LABEL : COLLECTING NET
CAT NO. : CLN-003~008
FORMAT : 6 CD ALBUM + 40P BOOKLET
PRICE : 14,000円(税抜)/ 15,400円(税込)
RELEASE : 2026.1.14
11月1日と2日にGREEN WISEで開催されるSai Sei Sei 2025の2日目にInoyama Landが出演しました。
〈Sai Sei Sei 2025〉 は、会場となるGREEN WISEの植物温室を舞台に、音楽、アート、トーク、そして食を通じて、 “リジェネラティブ=再生成” な体験を楽しむ、総合的な都市型フェスティバルです。様々な環境共生事業を展開する〈GREEN WISE〉と、住環境での音楽体験を追求する〈Kankyō Records〉のコラボレーションによって誕生しました。
出演アーティストは、Visible CloaksのSpencer Doranが新たに始動したプロジェクト〈コンポニウム・アンサンブル〉や、Yoshio Ojima + Satsuki Shibano、Carl Stone、INOYAMA LAND、Sonic Mind(Yumiko Morioka & James Greer)、Sugai Ken、Chihei Hatakeyama、Tomoyoshi Date、Cola Renなど、国内外のアンビエント・エクスペリメンタルミュージックの重要アーティストたちです。
そして、このフェスティバルを象徴するような新しい音楽体験の試みとして、人間と自然の環境共生をコンセプトに数人のアーティストたちが即興演奏で空間を作る、回遊型特別ライブセッション〈Sai Sei Sei Live Installation〉が両日行われます。会場全体の音響はベルリンのスピーカーブランド〈ADAM Audio〉によるサウンドシステムを導入し、超高解像度な音楽体験を提供します。
https://www.greenwise.co.jp/company/access/
Inoyama Landの新曲「Sunny Place 」を含むコンピレーション・アルバム
『TRANSONIC COMPACT DISC 03』TRS-25036 ¥2,750 (tax in)
が9月3日にリリースされました。
http://www.transonicrecords.com/2025/07/transonic-compact-disc-03.html
日本を代表するテクノレーベル、新生TRANSONIC RECORDS、第三弾コンピレーション・アルバムをリリース。アンビエント、環境音楽、音響、ストレンジで綴る、宇宙の果てと深層心理の最深部に迫るサウンド・アルバム。
『Radio Yugawara』の国内盤CDが
9月6日にリリースされました。
全国のCD取扱店舗やネット通販をご利用ください。
※国内盤CD付帯オビの一部に記載ミスがありました。こちらに修正版を提示します。
パスパルトゥー・デュオとイノヤマランドが日本でコラボして遊びのエッセンスを体現。環境音楽とエレクトロニック・ランドスケープを現代に再び甦らせる。新作『レディオ・ユガワラ』は日本のアンビエント、環境音楽、ニューエイジ音楽の特別レッスンと言えるでしょう。
細野晴臣がプロデュースしたイノヤマランドのアルバム『ダンジンダン - ポジドン』(1983年)は吉村弘(Green, Surround)や清水靖晃の再発盤と共に世界的に高く評価され、環境音楽ムーブメントの世界的な復活と賞賛を導いた。
2023年に井上誠の故郷である湯河原にある幼稚園の講堂にて自然発生的な即興セッションという形でレコーディングされた。これは特定の場所と時点から発信されたその場かぎりの唯一無二の作品である。それぞれのデュオのアプローチは"チューニング・イン”、つまりお互いと自分自身、そして周囲の自然にチューニングを合わせること。今作の核心はフィーリングや親密な人間関係の解釈であり、発見することの真髄を表していると言えるのです。
『Radio Yugawara』
2023年4月、イタリアのヴェローナから2人の音楽パフォーマー、ニコレッタ・ファヴァリ(Nicoletta Favari)とクリストファー・サルヴィト(Christopher Salvito)が湯河原町を訪れました。彼らはパスパルトゥ・デュオ(Passepartout Duo)という名で世界中を巡り歩き、行く先々で手製の電子楽器による創作、即興演奏活動を行っています。その道中、彼らはイノヤマランドにコンタクトし、一緒にセッションレコーディングをすることになりました。
場所は湯河原町の幼稚園、そのホール中央に並べた4台のテーブルにはパスパルトゥ・デュオの2人が使う電子楽器とパーカッション、井上のシンセサイザーと山下のカシオトーンに加え、小さな木琴や鉄琴、鈴、ハンドベル、オモチャの楽器などが並びました。
機材のセッティング後に近所の蕎麦屋さんで一緒に昼食を摂りながらセッションの組み合わせを考えました。「電子楽器のみ」、「アコースティックのみ」、「両方のミックス」、「回転デュエット」、「4つのデュオ」、「何でもあり」の6パターンです。それに沿って3時間ほど4人で気ままな音遊びに興じました。
このときに益子樹がマルチレコーディングした音源は、アジアからヨーロッパへの演奏旅行を再開したクリストファーが旅先でミックスし、2024年7月26日にイギリスのレーベル‘Tonal Union’からリリースされることになりました。
アルバムのタイトルは『Radio Yugawara』。若草の季節に湯河原で生まれた音のコレクションです。
「このアルバムはある特定の場所から発信されるものであると同時に周囲の環境と互いに調和する存在です。このような刹那的な瞬間の音楽は能動的な創造というよりも、すでにそこにある何かを発見することなのです。」(Nicoletta Favari)
Radio Yugawara
1. Strange Clouds
2. Abstract Pets
3. Simoom
4. Tangerine Fields
5. Observatory
6. Mosaic
7. King in a Nutshell
8. Xiloteca
9. Solivago
10. Berceuse
11. Axolotl Dreams
12. Paper Theater *CDのみボーナストラック
Passepartout Duo https://passepartoutduo.bandcamp.com/
Tonal Union https://tonalunion.bandcamp.com/
inpartmaint https://www.inpartmaint.com/site/40431/
イノヤマランドの6thアルバム
Revisited
2023.12.6 Release
CLN-002 ¥3,000 (tax in)
01.Apsaras 1988
02.Spiral 1988
03.Mare Nautilus - 1
04.Paxa REM 1988
05.Wulingyuan 1989
06.Mare Nautilus - 2
07.Greenery Exposition 1990
08.Edo Dusk 1994
09.Meiji Dawn 1994
10.Natural History Museum 1994
11.Mare Nautilus - 3
12.Early Snow 1997
13.Shell Mound 1999
14.Shinjuku 2011
15.Lilium Auratum 2017
16.Mare Nautilus - 4
17.Myou-Chou 2017
イノヤマランドの環境音楽ワークスを集大成した、6thアルバム
現在、80~90年代の日本の環境音楽の発信元として、世界的に評価と研究の対象となっている、SPD(サウンド・プロセス・デザイン)は1983年、都市建造物内外の公共空間や自然公園などの広大な環境と響き合う音響をデザインする会社として、芦川聡、田中宗隆らによって設立された。イノヤマランドはSPDを通じ1987年末から吉村弘、広瀬豊、関口孝らとともに日本各地の国際博覧会、美術館、劇場、自然史博物館、歴史資料館などへ作品を提供してきた。
本アルバムは30年に渡るSPDとの共同作業から生まれた膨大な原曲群から17曲を選び、再構成、再録音を繰り返して1枚のアンソロジーに仕立てたもの。